「さい帯」は捨てる?とっておく?記念品にする方法から、さい帯血の寄付・保管まで選択肢を解説

    出産を控え、赤ちゃんとママを繋いでいた「さい帯」をどう扱うべきか、お悩みではありませんか?出産後のさい帯の扱いには、大きく分けて「へその緒」を記念品として大切に保管する方法と、再生医療などに役立つ「さい帯血」を寄付または自己負担で保管する方法があります。この記事を読めば、伝統的な桐箱での保管方法やカビ対策、公的さい帯血バンクへの寄付、民間バンクでのプライベート保管といった各選択肢のメリット・デメリット、費用、手続きの流れまで、後悔しないために知っておくべきことのすべてが分かります。ご家庭にとって最善の選択をするためには、妊娠中に家族で話し合い、早めに意思を決めておくことが重要です。

    目次

    出産後に待っている「さい帯」に関する選択肢とは

    ご出産、誠におめでとうございます。新しい家族を迎え、喜びと期待に満ちた日々をお過ごしのことでしょう。赤ちゃんがお腹の中にいた10ヶ月間、ママと赤ちゃんを繋ぎ、栄養や酸素を送り届けてきた大切な命綱、それが「さい帯」です。

    出産を終えると、この「さい帯」の役目も終わります。しかし、その扱いについては、実はいくつかの選択肢が存在します。一般的に「さい帯」と言うとき、それは「へその緒」そのものと、その中に流れている血液である「さい帯血」の2つを指すことがあります。そして、この2つはそれぞれ異なる選択肢を持っています。

    「記念にとっておくもの?」「なんだか医療に役立つって聞いたけど…?」など、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。まずは、どのような選択肢があるのか、全体像を把握してみましょう。

    対象選択肢概要
    さい帯(へその緒)記念品として保管する赤ちゃんとママの絆の証として、乾燥させて桐箱などで大切に保管します。古くからの日本の文化でもあります。
    産院で処分してもらう特に保管を希望しない場合の選択肢です。医療廃棄物として適切に処理されます。
    さい帯血公的さい帯血バンクへ寄付する白血病などの病気の治療を必要とする、第三者のために無償で提供します。社会貢献につながる選択肢です。
    民間さい帯血バンクで保管する費用を支払い、赤ちゃん本人や家族が将来病気になった際の治療に備えて、プライベートに保管します。
    何もしない(採取せず処分)寄付も私的保管も希望しない場合の選択肢です。へその緒と一緒に処分されます。

    これらの選択は、出産という一度きりのタイミングでしか決断できない、非常に重要なものです。特に、さい帯血の採取は、赤ちゃんが生まれた直後のわずか数分間しかチャンスがありません。そのため、妊娠中にあらかじめ家族と話し合い、自分たちにとってどの選択がベストなのかを決めておくことが大切です。

    「親子の大切な思い出を残したい」「誰かの命を救う手助けがしたい」「我が子の万が一に備えたい」など、ご家庭によって考え方は様々です。どの選択にもそれぞれの価値があります。この記事では、後悔のない選択ができるよう、それぞれの方法について詳しく解説していきます。ぜひ、あなたとご家族にぴったりの選択を見つけるための参考にしてください。

    選択肢1 さい帯(へその緒)を記念品として保管する

    へその緒(さい帯)の保管ガイド 寿 保管する理由 ・ママと赤ちゃんの絆の証 ・世界に一つの記念品 ・将来、命の繋がりを伝える 桐箱がおすすめ ・優れた調湿性でカビ抑制 ・防虫・防腐効果が高い ・軽くて丈夫、燃えにくい カビ対策と注意点 ・受け取ったらまず完全乾燥 ・風通しの良い場所で保管 ・乾燥剤の活用も有効 おしゃれなケース ・名入れや刻印タイプ ・干支や星座のデザイン ・胎毛や乳歯とセット保管

    出産という大仕事を終えた後、多くの産院では乾燥させた「さい帯(臍帯)」、いわゆる「へその緒」を記念に渡してくれます。赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいた証であり、ママと赤ちゃんを繋いでいた大切な絆の証です。このへその緒をどうするか、最初の選択肢は「記念品として大切に保管する」ことです。日本では古くからへその緒を保管する文化が根付いており、多くのご家庭で実践されています。ここでは、へその緒を記念品として保管する方法やその理由、注意点について詳しく解説します。

    さい帯(へその緒)を保管する文化と理由

    へその緒を保管する風習は、江戸時代から始まったと言われています。母親と赤ちゃんが一心同体であったことの証として、また、子どもが健やかに育つようにという願いを込めたお守りとして、大切に保管されてきました。昔は、子どもが大きな病気や怪我をした際に、へその緒を煎じて飲ませると治るという言い伝えもありましたが、現代では医学的な根拠はなく、衛生面からも推奨されていません。

    現代においてへその緒を保管する主な理由は、親子の大切な絆を象徴する、世界でたったひとつの記念品だからです。子どもが大きくなったときに「これがあなたとママを繋いでいたんだよ」と見せてあげることで、命の繋がりを教えるきっかけにもなります。また、出産という特別な出来事を思い出すための、親にとっての宝物にもなるでしょう。

    一般的なさい帯の保管方法 桐箱がおすすめ

    へその緒の保管に最も一般的に用いられているのが「桐箱」です。多くの産院では、退院時に小さな桐箱に入れてへその緒を渡してくれます。なぜ桐箱が選ばれるのでしょうか。それには、桐という素材が持つ優れた特性が関係しています。

    桐は、古くから着物や骨董品など、湿気や虫を嫌う貴重品の保存箱として使われてきました。その主な理由は以下の通りです。

    • 優れた調湿性:桐は湿度が高くなると膨張して外からの湿気の侵入を防ぎ、乾燥すると収縮して通気性を良くする性質があります。この働きにより、箱の中の湿度を一定に保ち、カビの発生を抑制します。
    • 防虫・防腐効果:桐に含まれるタンニンやパウロニンといった成分には、虫を寄せ付けにくくする効果や、腐敗を防ぐ効果があります。
    • 軽量で丈夫:桐は日本の木材の中で最も軽いと言われており、持ち運びや取り扱いがしやすい一方、燃えにくいという特性も持っています。

    これらの理由から、大切なへその緒を長期間良好な状態で保管するには、桐箱が最適とされています。もし産院で桐箱がもらえなかった場合でも、ベビー用品店やオンラインショップなどで購入することが可能です。

    さい帯をきれいに保管するための注意点 カビ対策

    へその緒を大切に保管する上で、最も気をつけたいのが「カビ」です。産院で受け取ったへその緒は、まだ水分が残っている場合があります。そのまま箱に入れてしまうと、湿気がこもりカビが生える原因になります。カビを防ぐためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

    以下の表に、保管前の準備と保管中の注意点をまとめました。カビの発生を防ぎ、大切なへその緒を永くきれいに保つことができますので、ぜひ参考にしてください。

    ポイント具体的な対策と注意点
    1. 完全な乾燥産院で受け取った後、すぐに箱にはしまわず、まず風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させます。ティッシュペーパーなどの上に置き、1〜2週間ほどかけてカラカラの状態になるまで待ちましょう。直射日光は劣化の原因になるため避けてください。
    2. 保管場所の選定保管場所は、クローゼットや押し入れの奥など、湿気がこもりやすい場所は避けましょう。温度や湿度の変化が少なく、風通しの良い場所が理想的です。
    3. 湿気対策の徹底桐箱自体に調湿性がありますが、より万全を期すなら、シリカゲルなどの小さな乾燥剤を一緒に入れるのがおすすめです。定期的に箱を開けて中身の状態を確認し、換気するとさらに良いでしょう。

    もし万が一、表面にわずかなカビが生えてしまった場合は、消毒用エタノールを染み込ませた綿棒などで優しく拭き取り、再度しっかりと乾燥させることで対処できる場合もあります。しかし、状態によっては元に戻らないこともあるため、何よりもカビを発生させないための予防が肝心です。

    おしゃれなへその緒ケースも人気

    伝統的な桐箱も素敵ですが、最近ではデザイン性に優れたおしゃれな「へその緒ケース」も人気を集めています。赤ちゃんの誕生を祝うメモリアルグッズとして、多様な選択肢が登場しています。

    例えば、以下のようなケースがあります。

    • 名入れ・刻印タイプ:赤ちゃんの名前、生年月日、出生時の体重・身長などを刻印できるケース。世界にひとつだけの特別な記念品になります。
    • デザインタイプ:その年の干支や星座、動物のかわいらしいイラストが描かれたケース。デザインが豊富で、好みに合わせて選べます。
    • 胎毛ケースとセットのタイプ:初めて切った髪の毛(胎毛)を一緒に保管できるケース。成長の記録をまとめて残すことができます。
    • 乳歯ケースと一体型のタイプ:将来抜ける乳歯も一緒に保管できる、大きなメモリアルボックスタイプもあります。

    これらのケースは、ベビー用品を扱う店舗や、インターネット通販サイトなどで簡単に見つけることができます。シンプルな桐箱に自分でデコレーションを施すのも素敵です。ご自身の好みや、どのように保管したいかに合わせて、最適なケースを選んでみてはいかがでしょうか。

    選択肢2 未来の医療に役立つ「さい帯血」をどうするか

    さい帯血の2つの選択肢 さい帯血 選択肢1:公的バンク 【寄付・提供】 ■ 費用:無料 ■ 対象:第三者の患者さん ■ 目的:白血病治療など ■ 条件:提携産院のみ 大きな社会貢献 選択肢2:民間バンク 【個人保管】 ■ 費用:有料 (初期+保管料) ■ 対象:赤ちゃん本人・家族 ■ 目的:再生医療・万が一 ■ 条件:多くの産院で可能 将来への保険 ※どちらを選択する場合も、事前に産院への確認が必要です。

    出産は、赤ちゃんが生まれる奇跡の瞬間であると同時に、その時にしか得られない貴重なものを手にする機会でもあります。それが「さい帯血」です。さい帯(へその緒)を記念品として残すだけでなく、その血液を未来の医療に役立てるという選択肢について、詳しく見ていきましょう。

    そもそもさい帯血とは?その価値と可能性

    さい帯血とは、赤ちゃんのへその緒(さい帯)と胎盤の中に含まれている血液のことです。この血液には、体の様々な細胞の元となる「造血幹細胞」が豊富に含まれています。

    造血幹細胞は、赤血球、白血球、血小板といった血液の成分を作り出す能力を持っており、白血病や再生不良性貧血などの血液疾患の治療に不可欠です。骨髄移植(骨髄バンク)と同様に、造血幹細胞移植の重要な選択肢の一つとして確立されています。

    さらに近年では、脳性まひや自閉症スペクトラム障害など、再生医療・細胞治療の分野での研究も進められており、その可能性はますます広がっています。さい帯血は、出産という特別な瞬間にしか採取できない、赤ちゃんからの最初の贈り物ともいえる、非常に価値のあるものなのです。

    さい帯血の選択肢1 公的さい帯血バンクへ寄付する

    一つ目の選択肢は、さい帯血を「公的さい帯血バンク」へ無償で提供(寄付)することです。公的さい帯血バンクは、国から認可を受けた非営利組織で、寄付されたさい帯血を保管し、白血球の型(HLA)が適合する患者さんの治療のために提供する役割を担っています。

    寄付のメリットと社会貢献

    公的バンクへ寄付する最大のメリットは、費用をかけずに、さい帯血移植を必要とする誰かの命を救う手助けができるという、大きな社会貢献につながる点です。寄付されたさい帯血は、血縁関係のない患者さんのために使われます。あなたの赤ちゃんが、どこかの誰かの希望の光になるかもしれません。

    また、寄付されたさい帯血は厳格な基準のもとで管理・保管されるため、質の高いさい帯血が医療現場へ提供されることになります。

    寄付の条件と手続きの流れ

    誰でも寄付できるわけではなく、さい帯血の品質を保つためにいくつかの条件が定められています。主な条件は以下の通りです。

    • 提携している産院での出産であること
    • 妊娠週数や赤ちゃんの体重が基準を満たしていること
    • お母さんが特定の感染症や病気にかかっていないこと
    • 出産時の状況(帝王切開の可否は産院による)

    手続きは、提携産院を通じて行います。一般的な流れは次の通りです。

    1. 妊娠後期(30週前後)に、産院で寄付に関する説明を受け、内容に同意すれば申込書や同意書を提出します。
    2. 出産時、医師または助産師がさい帯と胎盤からさい帯血を採取します。赤ちゃんやお母さんに痛みや危険はありません。
    3. 採取されたさい帯血は、品質や感染症の有無を調べるため、公的バンクへ送られます。
    4. 出産後、お母さんの血液検査が行われることがあります。
    5. すべての検査をクリアしたさい帯血が、患者さんのために保管されます。

    提携している産院か確認が必要

    公的さい帯血バンクへの寄付は、全国どこの産院でも行えるわけではありません。寄付を受け付けているのは、バンクと提携している産院に限られます。寄付を考えている場合は、できるだけ早い段階で、かかりつけの産院が提携施設かどうかを確認することが重要です。産院のスタッフに直接質問するか、お住まいの地域を管轄する公的さい帯血バンクのウェブサイトで提携医療機関リストを確認しましょう。

    さい帯血の選択肢2 民間さい帯血バンクで保管する

    二つ目の選択肢は、「民間さい帯血バンク」と契約し、有料でさい帯血を保管することです。これは「プライベートバンク」とも呼ばれ、赤ちゃん本人やその家族(兄弟など)が将来病気になった場合に備えて、自分たちのためだけにさい帯血を保管するサービスです。

    プライベート保管のメリットとデメリット

    民間バンクでの保管には、メリットとデメリットの両方があります。家族でよく話し合って決めることが大切です。

    メリットデメリット
    将来への備え赤ちゃん本人や兄弟など、家族に万が一のことがあった際の治療の選択肢として備えられる。保管したさい帯血が実際に治療で使われる確率は非常に低い。
    適合性本人に使う場合はHLA型が100%一致するため、移植後の拒絶反応のリスクがない。兄弟間でも適合する可能性が高い。白血病などの遺伝性疾患の場合、本人のさい帯血は治療に使えないことがある。
    費用公的バンクへの寄付と異なり、採取・保管に高額な費用がかかる。(メリットなし)
    利用範囲保管者(赤ちゃん本人)とその家族に利用が限定される。第三者の患者さんを救うことはできない。

    民間バンクの費用相場と契約の流れ

    民間バンクの費用は、主に「採取・検査などにかかる初期費用」と、その後の「年間保管料」で構成されています。会社やプランによって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

    • 初期費用:約20万円~25万円
    • 保管料:10年や20年などのプランがあり、年間5,000円~15,000円程度。一括払いのオプションを用意している会社もあります。

    契約から保管までの大まかな流れは以下のようになります。

    1. 妊娠中に、興味のある民間バンクから資料を取り寄せ、比較検討します。
    2. 契約を決めたら、申込手続きを行います。
    3. 契約後、専用の「さい帯血採取キット」が自宅に送られてきます。
    4. 出産が近づいたら、採取キットを産院へ持参し、入院時にスタッフへ預けます。
    5. 出産時、医師または助産師にさい帯血を採取してもらいます。
    6. 出産後、保護者が民間バンクの指定する運送会社に連絡し、キットを回収してもらいます。
    7. バンクに輸送された後、検査・処理が行われ、問題がなければ長期保管が開始されます。

    国内の主な民間さい帯血バンク

    日本国内で活動している代表的な民間さい帯血バンクには、以下のような企業があります。それぞれサービス内容や費用、保管施設などが異なりますので、契約前には必ず各社のウェブサイトで詳細を確認し、比較検討することをおすすめします。

    • 株式会社ステムセル研究所
    • 株式会社ときわメディックス

    これらのバンクは、全国の多くの産院で採取に対応していますが、事前にかかりつけの産院で採取が可能かどうかを確認しておくと、よりスムーズです。

    さい帯の扱いをいつまでに決めるべきか

    さい帯(へその緒)の扱い 決定・手続きスケジュール 妊娠28週 (妊娠8ヶ月) 34週 35週 出産 妊娠中期 家族での話し合い 体調が安定しているこの時期までに 公的バンクへの寄付 提携産院の確認・同意手続き(34週締切) 民間バンクでの保管 資料請求〜契約・キット受取(35週推奨) へその緒保管 入院時/バースプラン ※手続きには時間がかかります。次の妊婦健診で早めに相談しましょう。

    出産の準備は、ベビーグッズを揃えるだけではありません。赤ちゃんが生まれてすぐ、その場で判断が必要になる「さい帯」の扱いについても、事前に決めておくことが大切です。出産直後は心身ともに余裕がなく、冷静な判断が難しいもの。いざという時に慌てないよう、いつまでに何をすべきか、具体的なスケジュールとタイミングを把握しておきましょう。

    妊娠後期には家族で話し合おう

    さい帯の扱いについて家族で話し合うのは、体調が比較的安定している妊娠後期、できれば妊娠8ヶ月(28週)頃までに行うのがおすすめです。特に、さい帯血の寄付や保管を考えている場合は、資料請求や手続きに時間がかかるため、早めに検討を始める必要があります。

    話し合うべき内容は、主に以下の2点です。

    • さい帯(へその緒)を記念品として保管するかどうか
    • さい帯血をどうするか(公的バンクへ寄付する・民間バンクで保管する・何もしない)

    へその緒の保管は日本の文化として根付いていますが、近年は衛生面への配慮などから保管しない選択をする家庭もあります。また、さい帯血の扱いは、未来の医療への貢献や、家族のもしもに備えるという視点での判断が必要です。それぞれの選択肢のメリット・デメリット、そして民間バンクを利用する場合の費用などを家族で共有し、全員が納得できる結論を出しておきましょう。

    産院で意思を伝えるタイミング

    家族で方針が決まったら、次はその意思を産院に伝える必要があります。選択肢によって伝えるべきタイミングや方法が異なるため、注意が必要です。多くの場合、妊婦健診の際に助産師さんや医師に相談するのがスムーズです。

    以下に、選択肢ごとの一般的なタイミングの目安をまとめました。

    選択肢意思を伝えるタイミングの目安補足事項
    さい帯(へその緒)の保管出産入院時、またはバースプラン提出時多くの産院では、へその緒を乾燥させて専用の箱に入れて渡してくれます。特別な希望がなければ、産院側で対応してくれることがほとんどですが、念のため確認しておくと安心です。
    公的さい帯血バンクへの寄付妊娠中期〜後期(28週〜34週頃まで)まず、かかりつけの産院が公的バンクの提携施設であるかを確認する必要があります。提携産院であれば、妊婦健診の際に寄付の意思を伝え、説明を受けて同意書などの手続きを進めます。出産直前の申し出では間に合わないケースがほとんどです。
    民間さい帯血バンクでの保管妊娠中期〜後期(35週頃までの契約を推奨)自分で民間バンクを選び、資料請求から契約までを済ませる必要があります。契約後に送られてくる「採血キット」を産院に持参し、出産時に採取を依頼します。契約からキット到着まで数週間かかる場合があるため、余裕をもって行動しましょう。

    上記のタイミングはあくまで目安です。産院の方針や提携状況によって手続きの流れは異なります。さい帯の扱いについて少しでも考え始めたら、まずは次の妊婦健診の際に「さい帯やさい帯血の扱いはどうなりますか?」と相談してみるのが最も確実で安心な方法です。

    まとめ

    出産後、赤ちゃんとお母さんをつないでいた「さい帯」の扱いには、いくつかの選択肢があります。本記事では、記念品として保管する方法から、さい帯血の活用法まで、それぞれの選択肢を詳しく解説しました。

    さい帯(へその緒)を記念品として残すことは、日本の伝統的な文化の一つです。カビを防ぐために桐箱で適切に保管するのが一般的です。一方、さい帯に含まれる「さい帯血」は、再生医療など未来の医療に貢献できる貴重な資源です。これには、広く社会に貢献する公的さい帯血バンクへの「寄付」と、自身や家族の万が一に備える民間さい帯血バンクでの「保管」という選択肢があります。

    これらの選択には、費用や手続きの期限、寄付の場合は提携産院であるかといった条件が伴います。後悔のないよう、妊娠後期までには家族でよく話し合い、自分たちにとって最善の選択は何かを決めておくことが大切です。そして、決定した意思を出産前に産院へ伝えておきましょう。

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